書こうか悩みましたが、普段のメシの様子までせこせこブログにしている僕ですので、書かないのも逆におかしく。。。

今日17日は三男の命日でした。2年が経ちました。次男と三男を亡くすなんて、この世のすべての不幸が我が家に覆いかぶさってる。
不条理と思ったものです。
この間、ある人が人生は乱暴だと言っていました。まさにそう思います。乱暴です。
でもいいこともあります。
この間のバレンタインに長男は11歳になりました。そして父親の僕の体重はどんどん増加中です。
僕にかんして言えば、ぶくぶくとそれでも無様ながら生きているのです。
だから世の中のために少しでも役に立ちたいと最近は思います。以上です。

先週末ドリカムで大阪出張でした。東京からの旅のお供に本屋で見た有川浩さんの「阪急電車」を買いました。映画にもなった小説です。ぼくは日常をキラキラと書ける作家が好き。しかも短編書ける人。そう言った意味で向田邦子を愛して止まないのですが、この人、久しぶりに向田邦子レベル。すげー楽しかったです。もう終わらないで〜って思う小説でした。日常がこんなに素晴らしいんだって思える書き手。日常生活好きにオススメしたい。というかベストセラーだから読まれてるか(笑)

ちなみにどれくらい僕が日常好きかと言うと、皆さんのフェイスブックを楽しみにするくらいです。同じ時間にこんな人生がたくさんあるんだっていつもワクワクして読んでるんですもの。ネット社会になって、皆さんが発信者になって本当に喜んでるのはおれです。すごい変な話しすると本当に日常生活好きなので非日常なエンタメという仕事してるんです、実は。日常の子どもと風呂入るとか、かみさんと朝ごはん食べるとか、コンビニでスナック菓子買うとか、これがたまらなく好きだから、仕事は非日常を売らせていただくのがいいんです。非日常を日常にすると毎日が本当に素晴らしい時間に感じるんです。家族は休みの日はそれこそいつもの日常だから不満だといいますが。ぼくは日常が好きです!
きっと子ども時代に非日常な家庭だったからかもしれません。

もどりますと阪急電車、いいです。しかもあとがきがいまは亡き児玉清です。本という媒介を通じて彼と僕は時間を越えて一緒の気持ちになれるのです。そこも泣けちゃいます。ドリカムで大阪出張でした。東京からの旅のお供に本屋で見た有川浩さんの「阪急電車」を買いました。映画にもなった小説です。ぼくは日常をキラキラと書ける作家が好き。しかも短編書ける人。そう言った意味で向田邦子を愛して止まないのですが、この人、久しぶりに向田邦子レベル。すげー楽しかったです。もう終わらないで〜って思う小説でした。日常がこんなに素晴らしいんだって思える書き手。日常生活好きにオススメしたい。というかベストセラーだから読まれてるか(笑)
ちなみにどれくらい僕が日常好きかと言うと、皆さんのフェイスブックを楽しみにするくらいです。同じ時間にこんな人生がたくさんあるんだっていつもワクワクして読んでるんですもの。ネット社会になって、皆さんが発信者になって本当に喜んでるのはおれです。すごい変な話しすると本当に日常生活好きなので非日常なエンタメという仕事してるんです、実は。日常の子どもと風呂入るとか、かみさんと朝ごはん食べるとか、コンビニでスナック菓子買うとか、これがたまらなく好きだから、仕事は非日常を売らせていただくのがいいんです。非日常を日常にすると毎日が本当に素晴らしい時間に感じるんです。家族は休みの日はそれこそいつもの日常だから不満だといいますが。ぼくは日常が好きです!
きっと子ども時代に非日常な家庭だったからかもしれません。

もどりますと阪急電車、いいです。しかもあとがきがいまは亡き児玉清です。本という媒介を通じて彼と僕は時間を越えて一緒の気持ちになれるのです。そこも泣けちゃいます。

テレビで深夜食堂を見ていたら、なんだか無性にハートウォーミングなきもちになってしまった。

ハートウォーミングなことを思っていたら次男の笑顔を思い出しました。

今は亡き次男をキャラクターのモチーフに書いた子供向けの読み物です。自分が書きました。
写真はデザイナーの永瀬さんが僕らの意向を受けて当時書いてくださった次男キャラクター「ユードコロン」です。ユードコロンはいつもチャレンジしてチャレンジして、でも倒れそうなとき、アナタの傍らにいて、いつもあなたを元気づけるそんなキャラクターです。次男がユウドウという名前でした。彼の名前の由来だったYOU CAN DO IT!と、でも頑張っても転んでしまうを擬態化した「コロン」、合体して「ユードコロン」です。人生、七転び八起き。そんな思いで付けたキャラクターの名前です。
どなたかに絵本にしてもらいたい、当時2年前ですね。そう思って書きました。ハートウォーミングな夜だったので、これを読んでくださる皆様に勝手な付け届けです(笑)



「ユードコロンストーリー」

ある朝のこと。

ママに「学校のよういしたの〜しゅくだいやったの〜」

っていわれて、そんなのやっているよ!!っておもって、つい
「うるさ〜い」って言ってしまってへやからかいだんをおりたぼく。
みんなにいってきます!もいわないでげんかんをあけた。

げんかんをあけるとげんかんの前におおきなにんぎょう!?があった。

あかやきいろのからだをしただるまさんみたいなにんぎょうだった。
ぼくの顔をみるなりにこっとした。

ちょっとこわくておかあさんにうるさいといったこともわすれてかけだした。

うしろをみるとそいつがあとをつけてくる。

はしるとまたはしってついてくる。

学校にいかなくっちゃっとおもっていたけどまーくんとケンカしているのをおもいだした。

きのう帰るときにまーくんたちとかんけりをしていた。
まーくんがおにだったときにぼくのかんをけったのとまーくんがぼくをみつけてかんをおさえるのとがほぼどうじだった。
ぼくのほうがはやいとおもったので「ヤッター」っていったら、まーくんも「やったー」っていっていた。けっきょくどっちがはやいのでいいあいになってケンカしてわかれてしまった。

そんなことをおもいだしたらいやになってすこしまわりみちをしようとすると
そのにんぎょうがぼくのまえにたちふさがった。

にこってわらったあとくびをよこにふった。

よこをとおりぬけようとしたらささっとまえにうごいてぼくのしょうめんにまわる。ちくしょう!とはんたいがわをとおりぬけようとしたらやはりぼくのしょうめんにきてしまう。

おまえはなんなんだよ!!

っていったら

ぼくはユードコロン。きみのみかた。

という。

みかたならどいてくれよぉ!

というと首をよこにまたふる。

しょうがないので今きた道をまた学校のほうにひきかえすとうしろをユードコロンというやつはついてきた。


がっこうにいく道の道ばたに花がいっぱいさいている。

ぼくのいく道に花がいっぱいさいてくる。

きれいだねとユードコロンがいう。

やがて虫たちがあつまり、鳥たちがあつまってきた。


まーくんの家が近づいてきた。

どうしよう?

今日はピンポンするのやめようかなぁ?

ユードコロンをみるとさみしそうな顔をしている。

しょうがないので、いつもみたいにピンポンをする。

まーくんの家の門からげんかんのところまで色とりどりのお花が列をつくった。

鳥がきれいな声でうたいはじめた。

「まーくんおはよう!」
「まーくんおはよう!」

ぼくもつられて
「まーくんおはよう!」ってうたってしまった。

そしたらまーくんがでてきた。

まーくんははずかしそうに
「どうしたの」ってきくから

「今日しりあったユードコロンのまほうみたい」ってぼくはいって、
「きのうはごめんね。」
っていったらまーくんも
「ぼくもごめんね」
っていっててをだしてきた。
ぼくとまーくんはあくしゅした。

ユードコロンはにこにこ笑って。

「ちゃんとごめんなさいできたね」っていった。

ぼくは思い出して「あそうだ、ママにもいえかえったらごめんなさいしないと」っていったら
「そうだね」とユードコロンはいった。

なんだかうれしい気持ちになってまーくんとぼくは手をつないで学校にいった。
とちゅうで道を掃除しているおばさんやお手紙をくばっているゆうびんやさんにも元気よくあいさつができた。おばさんもゆうびんやさんもニコッとしてくれて「おはよう」ってへんじをかえしてくれた。
おばさんとゆうびんやさんの前もお花だらけになってとってもびっくりした。
ぼくとまーくんはうれしいプレゼントができてもっともっとうれしい気持ちになった。

「いつもこんなきれいなお花をみながらがっこうにいきたいよ」とぼくがユードコロンにいったら
「みんなでいつもお花に水をあげるのをわすれなければいつまでもきれいなまんまだよ」といった。

明日からもお花にお水をきちんとあげて、ママやかぞくやともだちやきんじょの人に元気にあいさつしようっておもった。

ぼくとまーくんはおたがいに顔をみて「うん」ってユードコロンにうなずいたんだ。

ユードコロンのそのときの笑顔はまぶしくておひさまみたいだった。

自分が生まれたのは昭和44年。

今度くる平成24年。自分が経験したこの平成24年間の短さ。
自分が生まれた時に、24年前の終戦、昭和20年なんて親からしたら本当にちょっと前だったんだろうと今なら思える。
そう考えると人生は短い。やらないといかん。