グッバイプジョー

tactnet2004-04-21

この長野行きで、愛車プジョー306とのロングドライブも最後。今月末に廃車となる。
6年ほど前にランチャデルタが故障続きで保持が難しく、手放した後の一台。俺が一番生活が苦しかった時に、弟に譲ってもらった車。当時、弟は結婚を控えて、都内で車を維持するのも大変かろうと俺にほぼタダみたいな金でくれた車。
相談したメカニックの友人にはお金が無くても、車があれば生活は豊かになるよと言われて、乗ることを決意した車。
大きな故障もなく10万キロを迎えてファイナル。。。ちょうど弟が5万、俺が5万で半分づつ。

長野からのほぼ下りの高速。メーターは150を差すが車の安定性は増すばかり。さすがにつくりはいいなと再認識した。
ピニンファリーナのデザインしたインパネ周りは機能的であり、夜にはオレンジに光り艶っぽい。

高速を飛ばしながら、ふとハンドルの下部がぬれているのに気が付いた。
どこからともの冷気がハンドルに当たって露となったのであろうが、俺にはこの車が泣いているように思えた。
モノにも絶対に感情がある気がした。
TedTak.au