サンボマスターは僕に語る - テディタクリービルの「いつかの日常のために」

「一発屋のバンドにサンボ大したことないって言われているわけですよ俺たち。俺たちそいつらと一緒に消えてもいいわけですよ。このまま10年20年食おうなんて思ってないわけですよ。そりゃ10年20年食えたらいいですけど。そんなんじゃなくて今ここにいるあなたがたと唄いたいわけですよ。」

また嗚咽してしまった。
サンボマスターのライブで。

泣くつもりは全然なかったのに。

なぜだ!

去年のフジロックで見た時に衝撃が走って以来のファンなりたてな俺。

フジでは涙が出なくなるまで泣いた。

そして今日も。

ボーカル山口はカッコ悪い上に多分外面がよくて実は嫌な奴だしいやらしい面ももちあわせていると思う。

でもそんな自分を全然隠さないで、しかもそんないやらしさをもわずかな良心とか人類愛で乗り越えようともがいてる。

結果、非常に人間臭い男になっている。

客層は自分含めておじさんおばさんも結構多い。
汚れちまった悲しみに。
サンボで無くした何かを取り戻している気がする。

MCは必ず次の曲を紹介するためのつなぎだし、激しい曲の後はメロウな曲とわかりやすい構成だしツッコミどころ満載であるが、偉大なるマンネリすらも全然オーケー!
最高にかっこいい。

自分の存在を見失いかけたら、是非、彼らのライブに行ってください。

CDではダメです。

俺、曲よりMCが楽しみなんで。

青臭いなぁとちょっと気恥ずかしく思っている自分が知らないうちに鼻水流して泣いてるんですから、ホント不思議。

バットをギターに持ち替えた一柳展也。

山口くん、「もしかしたら犯罪者になってたかもしれないわけですよ。」
的なことも言ってたね。

多分そうだと思う。

アーティストで良かったよ。

山口隆くん頑張ってください。
できれば長生きしてください。
多分無理だと思うけど。
陰ながら応援します。