自分が見てきた避難所の様子(加須市)

原発に近い福島県双葉郡双葉町の方々の避難所である埼玉県加須市の元騎西高校にいってきた。
双葉町人口7000人のうち1600人がいま避難している。
震災直後、同県川俣町の避難所に移り、その後さいたまスーパーアリーナにいき、3月31日から加須市の廃校に移ってきた。
 
こちらにいらっしゃる避難民の方々と加須市の職員に伺った状況である。
 
加須市サイドの声
・救援物資は足りている。さいたまアリーナからもってくるのも大変なくらいある。
・ボランティアしたいという方も続々きている。既に数千人のエントリーがあり、みなさんに働いてもらうことができるかがわからない。
 
 
避難民の声
自営業、タクシー運転手、介護職員、高校講師とさまざまな方の意見が聞けた。
・川俣の時は寒さと避難食不足もありつらかったがさいたまアリーナ以降は日に3回弁当が食べれてうれしい。
・お風呂が4月1日より有料で、近所の銭湯600円かかる。お金の有り無しが重要。
・パソコンが数台しかなく、子供たちがゲーム用に占拠するので、情報が取れない。
・携帯電話の充電器を持っている人が少ないのでそうそう充電できない。
・さいたまの時は中畑清さんがきたときは直接に顔をみれて嬉しかった。民主の岡田幹事長がきたときはVIP過ぎるのか護衛の関係で逆に誰もその場を動けなかった。
 
 
以上のように行政や国民の温かい声に感謝しつつも、彼らには次の心配もあるようだ。
・ひとつは故郷に帰れるか。みなさん故郷への愛が強く、また着の身着のまま着ている方がほとんどで家に貴重品をおいている方も多い。また行方不明の友人知人もまだ多い。
そういった意味でも帰りたい。
 
・この避難所にいつまでいれるのかがわからない点。それは非常に不安。
 
・仕事をしないとお金が稼げない。そういった意味では仕事をしたいが中途半端に仕事をして、故郷に戻る日がきたらば、その仕事をくれた方に迷惑をかけるので辛い。
 
・関西方面などで、家と職を提供する声も大きいがそれはどう思うか?という問に対しても上記の理由で今は判断できないとのこと。
 
やはり非常に謙虚で奥ゆかしい方が多い土地柄の気がした。
 
自分だけがというような発言をする人がいないことに本当に感心した。
 
いずれにせよ行政側がきちんとした情報を伝えることが避難民の次の行動を決めるきっかけになると思った。
 
 
引き続きこちらの方とはダイレクトな情報ルートを持ったので彼らのリアルボイスをきちんと反映していきたい。

今回の震災にあたり自分は被災地の問題でなく日本全体の問題であると思っております。。
つきましては自分でできることは小さいとは思いますが、全力で日本復興のために尽力したいと思う次第です。
今回、友人たちは結構、ボランティア活動をしておりまして、そこに大きな感動を覚えております。
自分でも何かやっていこうと思っています。
以後よろしくお願いします。


◆TeddyTaclyBill'S HP
http://www.takuto.net/
◆TeddyTaclyBill'S ツイッター
http://twtr.jp/user/teddytacly/
◆YOU DO!(由堂)の写真日記
http://yaplog.jp/youdo/