フェス実現!!うれしい。

今月末に自分が企画した赤坂のフェスに多くの人の協力をいただき、ついに実施することができそうです。その道のりと顛末を今日は書かせてください。いつも文が長いとか良い人ぶるなぁとか言われますが、書きたいので書きます。

当初の企画はアーティストはマスク、もしくは仮装して出てもらう。客もスタッフも全員がマスクをかぶって楽しむ仮装パーティだった。身を隠して心を裸に!がテーマで考えた企画であった。マスクや化粧で世に出ているバンドに出てもらいたいのはもちろんのこと、いつもはマスクをかぶって歌っていないんだけど、この企画のためにマスクをかぶって歌って、マスクを脱ぐととんでもない大物であったりするセッションもあったりしたら面白いと企画した。

企画書だとラルクにマスクかぶってもらってロックじゃなくてフォークをやってほしいなんていうのもあったんだ(怖いもの知らずだが)。さらに客もアーティストも最終的にはライブハウスを飛び出して街でのパレードも考えていた。マスクをかぶった人たちが街にあふれる。なんともアホらしいがやれたら超笑える企画である。

でもというか当然、プロダクションサイドも全面的にこの企画にのってくるのは難しかったので出演も客もオールマスクフェスは叶わなかった。

けど、紆余曲折したけど豪華なメンツで自分の思いのエッセンスがこもったパーティはやることが出来ることになった。
今回、出演するアーティストサイドには色色ご迷惑をおかけしながらいまも付き合ってもらっている。感謝である。

さらに自分が泣けちゃうのは関わるスタッフのみんなである。出資に関しては3社に渡って協力頂いている。まずは親友のマンディがボスのS社。不慣れな音楽イベントへの制作と出資を請け負ってくれた。本当に不慣れなので、音楽業界の常識がわからず各所とハウリングを起こした。でも震災当時に被災地で音楽フェスをやりきった彼じゃないと自分が出したクレイジーな企画を推進するのはできないのである。だからどうしても彼が必要だった。
またチケットエージェントE社。元いた自分の会社にも本当に助けてもらってる。儲からないのに夢ばかり言っているオレの夢物語に懲りずに付き合ってくれた上にチケット面はもちろん運営面でも大いなる仕切りをもらっている。KやTやSちゃん、Nちゃん、Tありがと。
そしてメガTV局T社。これまた儲からないのに夢ばかり言う俺にのってくれて、出資してくださった上に放送枠をたくさん用意してくれる予定である。担当の事業プロデューサーは社内から後ろ指差されている。

ライブを通じて街おこしをしたい。
周辺の商業施設と街を巻き込むために、TV局のお偉方にプレゼンに行った。ぼくとマンディはクレイジーな夢の風呂敷をその人を相手に広げた。そうしたら「予算はどうなっている?街でパレードなんて警備面と行政の仕切りはどうするんだ?」矢継ぎ早に質問されて、しどろもどろしてしまった。
「1回目の今回は予算は全然ありません。○万円くらしかありません。でも次回以降は規模を大きくして、この街を代表するイベントにしたいんです!」という苦し紛れの返答に、お偉方は「その夢に乗ろう。今年はその○万円を基に出来る範囲をやろう、来年からはきみらが言うような大きな祭にしていこう。そのために僕は尽力する。だから君たちは何があっても夢をもって凹まずにこの(企画を遂行する)旗を振り続けることが必要だ!それをやってくれ」と言われた。
思いしかないという意味では40を超えたオッサンのプレゼンではなかったし、50近くのパイセンのアドバイスでもなかった。
アホや、みんなアホや!!
だから嬉しかったのと同時に文字通り腰が抜けてしまった。
そのお偉方とは20年近くのお付き合いであったが、自分が意外に信頼と期待をされていることをその日知った。
その人は今も「あいつが本気かおれは見ている」と言われているらしい。うーん、荷が重い。

ここにくるまで、もう何度も諦めようと思ったし、一番そう思ったのはマンディであったりE社、T社の人たちであった。

すいません。迷惑をおかけして。
もちろん今も進行形で迷惑かけている。
制作会社の人も大いなる不満を抱いていると思う。この場を借りてすいません。。


でも大事なすんごいことがあるんですぜ。

知らないうちに、おれの昔からの夢が叶っているんだよね。

「友達、仲間と企画した仕事を完遂する!!」
これは新入社員の時には夢として思ってたけど、それができた!!

酒飲み話が仕事になった時に大人になった気がするんだ。

これってすごいことだぜ!!

なんどでも言うよ、酒飲み話の夢物語が本当に実現した時に、「おれは大人になったぁ!!」と思う!!


では31日、赤坂でみなさまお会いしましょ!