月曜、イケメンでネギミソで

イケメンのメンはMenなのか面なのか、いまいち分かりません。
多分、面でしょ。
でもそしたら女の子にも使えるはずだなぁ。
でもMenは複数形でしょ。

この間、先輩の九州出張の折りに、イカ明太子、略称、イカメンを土産に買って来てと言いました。
イカ刺しを明太子に漬けてあるんだけど、これがうまいんだわ。

先輩の出張最終日、携帯に彼から着信がありました。

「もしもしタックン、イケメンとイカメンどっちが欲しい?」

えっと、イケメン。

分かったー!イケメンを買ってくねー。

一瞬でしたが、30も半ばの男たちの会話ではありません。園児ばりです。

今、井の頭線のキオスク前に立ってます。
おばあさんが店員に向かって、ネギミソちょうだいと言いました。
なんじゃ、それ。と俺の心の声。

ない?とおばあさん。
あるわけないじゃんと思う俺。

いやあるあると店員さん。
いくつ?
三つちょうだい。

あー電車来ちゃった。
見れないネギミソ。気になるなぁネギミソ。
俺がイケメンだったら一生こんなこと気にならないんだろうな。

だからこんな私も時が経って、いつか微笑みの貴公子とか呼ばれたいものです。

「本当にタク様は微笑みの貴公子なんだから!」

俺、微笑みながら、「とんでもございません。」

人生で「すいません!」はいっぱい言うけど、「とんでもございません」は言ったことない。よく分からないが、とんでもございませんは本当は飛んでるくせに飛んでないふりをすることなんじゃないの。謙遜!?イケてるのにイケてないふりをすること!?

ならばとにかく、とんでもござらん奴になりたい。
TedTak.au