フジレークフェスティバル〜3

tactnet2004-06-19

前回からの続き
(今までのあらすじ。テディビルは河口湖のホテルにはいるとそこは70年代が残ったリゾートホテル。そこで野外ライブョーが催されることに!もう絶対にクレージーケンバンド出ちゃうかも。と思っていたら〜!支配人は意外な言葉を〜。果たして真犯人は。驚愕の第3章!)

>太鼓扱いの名手たち、鼓童みたいなユニットがダダーとステージに10人くらい出る。
>支配人が言う。
>「お待たせしました!レークホテル社員によるバンド、鵜寄太鼓です!!」
>えー。ライブを売りに客集めしといて素人ですかい!と俺がっくり。10人くらいのメンバーの顔を見る。
>若い女性数人におじいちゃんに届きそうな人2人、その他は40代くらいのおっちゃんいっぱいで構成されている。

>しだれ独楽、聞いてください。と支配人が無理やり祭りスタート!
>バンドのオッチャンがホラ貝を吹く。
>いきなり音を外した。それを合図に女の子が太鼓の脇をチャチャと叩く。これも怪しい。後ろのオジイチャンの目がギョッとしたのを俺は見逃さなかった。きっと女の子は間違えたのだろう。
>緊張してました。でこれは片付けておきたい。太鼓の輪唱は間違いに関係なく、どんどこスタートする。10人が一心不乱に太鼓を叩く。おう、まるで鼓童スタイル!

>でもはっきり言おう。
>ド下手だ。超素人である。しかし、なぜか、熱い。
>熱い演奏であった。

>で正直言おう。
>俺はなぜか泣いた。涙がぽろぽろ出た。
感動していた。

>このホテルの活性のために社員が一丸となっている。練習して演ずるもの、人を集めるもの、ビールを注ぐもの。マイクを握って道化になるもの。全て的を外れているのだけれど、このガンバリは胸に突き刺さった。

>目黒のダメホテルがCLASKAになったように。ここも70年代テイストを逆手に使えばいいのにと思っちゃう俺が恥ずかしい。
>熱い。皆、イヤイヤかもしれないけど、このホテルのために尽力しているのだ。
>これは河口湖にディズニーランドばりの精神あり。もしくはフジロックばりの熱いスピリット、フジレークフェスティバルだ!と俺は涙を流して思ったのだ。
>すばらしいものを見せてもらった。
>是非、行くべきだ!河口湖レークホテル!この夏祭りが失敗だとバンドは解散なんだけどね。ずっと続くことを祈る!っていうか俺は、今度泊まる!
TedTak.au