ロック!ロック!

tactnet2004-07-12

土曜日、Mくんより呼ばれて音楽スタジオ入り。
石で痛めた腰をさすりながら町田へ。

楽器の経験なんかないのに、いきなり村上ポンタモデルのドラムスティックをわたされ、このドラムを叩きまくれとMにいわれる。
Mがベース、Hがギター、おれがドラムのスリピースバンドで町田到着後わずか5分で俺はロックな男に変身した。

1時間ほど叩き、その模様をビデオに収められる。
はっきり言ってめちゃめちゃ下手くそだ。

時間終了のスタジオ会計待ち。175やシャカラビみたいな奴らが順番待ちしているロビーでどう考えても場にそぐわない俺にMが今回の主旨を語る。

NHKが主宰するミニミニ映像大賞に応募するらしく、ギャグ仕立てにショートフィルムを作るらしい。その素材が俺とのこと。

テーブルにつきメシを黙々食う男。貧乏ゆすりを始める。
ゆすりは激しくなり、最後は食器をドラム代わりにたたき、前段撮ったスタジオの絵にシンクロしてくそうだ。
一生学習?がテーマみたい。

よく分からないが、これは手伝いしなければなるまい。

とりあえずもみぽんいきましょう!
とMが言い出し予約を入れ、てもみんの偽物、もみぽんに行くことに。
行こうかと離席しようとするとレジのババァが俺を呼び止める。

あんたは遅れてきたからまだ会員になってもらってないよ。

はいこれ、名前と住所とバンド名、パートね。

三十路をとうに超えた男がスタジオの会員に。パートはドラム。

でも紙ペラのこの会員証は、人によっては未来へのパスポートみたいなもんだろう。

俺は誇らしげに財布に会員証を差した。最近増えたもうひとつの会員証、武内泌尿器科クリニックとともに。

おれはダブルでロックを手に入れたのだ。