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北谷は、みなとみらいみたいな感じの土地だった。観覧車が回る観光地。

あんまりそれは今回の沖縄行きでは本意ではない。
となると、もうひとつの沖縄、そして沖縄の深部、基地を巡るしかない。

コザに向かう。
沖縄の明るさの根底には戦争と以降、今も続くゆるやかな侵略という微妙なバランスの上に成り立っているような気が勝手にしている。
現代に生きるものたちには先人のＤＮＡが残り、その黒目では俺には見えないものが今も見えているに違いない。
アンタッチャブルなものを身近に、生きている人が東京のどこにいるのだ＞？

コザは終わっていた。不景気丸出しだった。商店街の大半はクローズド。

あぁ。

夜はスペアリブを食し、ホテルで本を。一瞬の光という小説。

TACT/moBILLe＋.