原始生活には愛

週末は山の中でした。

リタイアして山で02年から自給自足の生活をしている友達の親夫婦の城を訪ねました。

もちろんキャンプ場でもなきゃホテルでもなく、ただ山中です。

屋根はあるけど壁はまだ出来ていません。
トイレもありません。
しかし自然はあります。
子供の時に憧れた手作りの秘密基地でした。
まだ未完ですが。

なのでテントを張ります。

父上が栽培している無農薬野菜と土地で狩られた猪をいっぱい食べて寝て。

携帯、文明の利器は使えませんでした。

満天の星空の下、酒を飲んで腹いっぱいになったら野でトイレするのです。降り注ぐ星空を見ながらぼくも地面に恵みをひねりだします。


漆黒の闇

ただ目を開き息を潜めると暗闇が見えてきます

防衛本能と狩猟本能がめまぐるしく入れ替わっていきます。

自然への畏怖なんでしょう。

こんな山中で夫婦2人きりで、さみしくないのかと思うが心配ありませんでした。

愛の力がありました。

母上は父上が初恋の人で、父上もまた母上が初恋の人だったのです。

父上は母上を中学生の時からお嫁さんにすると公言していたのです。

今では還暦を迎える愛する2人は、そんなだから山の中でも信じあえるのです。

さすがにケンカして家出するときはつらいそうです。
しょっちゅうあるみたいですが、山ですからね。
探すほうも鬼ごっこになっちゃうようです。笑

昨晩、下山して、街の灯りを見ました。なんて世の中は宝石箱のようにキラキラ光っているんだろうと思いました。

しかしその宝石に価値があるのかないのかは、それを着ける人次第なんだと感じました。

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