人生ほふく前進パート2

tactnet2007-06-05


日曜日に近所の友達とその子供ら計八人が遊びに来た。昼間から楽しく酒のんでたら眠くなった。ソファーで俺は眠った。どれくらいの時間がたってたろう。突然子供の一人ももちゃんが『お兄ちゃんが頭打って怪我した!』と玄関先で大声をあげた。寝てた俺はその声で意識が戻るまで一瞬だけ間があった。だが同じく寝てたにも関わらずKJ30歳(大工さん)は飛び起きて『どこだ!』と玄関を飛び出していった。その背中を追う俺。家の前の公園で近所の外国人の男の子メリック13歳が頭を押さえている。KJは『大丈夫か?』と頭をめくる。頭皮が切れている。滑り台を水浸しにしたうえにスケボーみたいに立って滑って転げて滑り台の縁に頭をぶつけたようだ。『たくちゃん救急車呼んで!あとタオル何本か!』。KJは冷静に俺に指示を出す。わかったと俺。びびりながら救急車を呼ぶ俺。戻るとタオルを怪我に当てつつ肩にもかけてカラダをこすりつつ『寒くないか?痛いとこは頭だけか?』などとKJはメリックをケアしてる。やがてメリックの父上も来て救急車も来てメリックは運ばれていった。KJはホッと一息ついて家に帰り、またソファ
ーでごろ寝する。すぐに寝る。なんだかカッコイい。俺はみんなに象みたいなイビキかいてたよとか言われる。人生ほふく前進。本当はイレギュラーなことが起きたら任せろと言いたいとこなんだけど大概はギャグで終わってしまう。それはそれでいい気もするがなんだかかっくわりぃ。
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